こんにちは育休パパ(@7ikukyupapa)です。
7ヶ月育休を取得した経験を元に、育休中のパパへ共感とアイデアをお届けしています。
ミルクで育てたらダメなの??
問題ないけど、母乳のメリットってスゴイよ!
- 母乳のメリット・デメリット
- ミルクのメリット・デメリット
- 我が家の選択
目次(タップして見たいところへ)
はじめに
赤ちゃんを母乳で育てるべきか、ミルクを使うべきか、育児において多くの方が一度は悩むテーマですよね。
それぞれにメリット・デメリットがあり、どちらが正しいということはありません。
この記事では、母乳とミルクの両方について、そのメリットとデメリットを詳しく解説し、さらに私たち家族がどのような選択をしたかお伝えします。
母乳かミルクかで迷っている方にとって、少しでも参考になれば幸いです。
母乳のメリット・デメリット
母乳のメリット
赤ちゃんにとってのメリット
- 栄養が豊富でバランスが取れている
母乳には、赤ちゃんの成長に必要な栄養素がすべて含まれており、特に初乳には免疫物質が豊富です。これにより、赤ちゃんの成長と発育が促進されます。 - 消化が良く負担が少ない
赤ちゃんの消化・吸収機能は未熟ですが、母乳はその消化機能に合わせた構成を持っているため、胃腸への負担が少なく、消化しやすいのが特徴です。 - 善玉菌の増加
母乳を飲むことで腸内の善玉菌が増え、赤ちゃんの腸内環境が整えられます。これにより、便通が良くなり、健康的な腸内バランスが保たれます。 - 免疫力を高める
母乳には抗体や免疫物質が含まれており、赤ちゃんが病気にかかりにくくなります。特に感染症に対する抵抗力を高める効果が期待できます。赤ちゃんのすべての下痢症状の”約半分”と、呼吸器感染症の”約3分の1”を防ぐことができるというデータや2歳までに感染症にかかる確率が”43%”低くなるというデータもあります1 - 乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスク低減
研究によれば、母乳育児をすることで乳幼児突然死症候群の発症率が”35%も低くなる”というデータもあります2。
ママにとってのメリット
- 手軽で準備が不要
母乳はいつでもどこでも赤ちゃんに与えることができるため、ミルクを作ったり哺乳瓶を消毒したりする手間がかかりません。外出時にも便利です。 - 子宮の回復を助ける
授乳中に分泌されるオキシトシンというホルモンが、子宮を収縮させ、産後の子宮の回復を早めます。これにより、出産後の出血が早く収まることも期待できます。 - 産後のダイエット効果
授乳を行うことでカロリーが消費されるため、産後のダイエットに役立つと言われています。母乳を作るために多くのエネルギーが使われ、産後の体重が自然に減少するケースが多いです。 - 経済的
母乳は常にママの体内で作られるため、ミルクのように購入する必要がなく、経済的な負担を大幅に軽減できます。 - 避妊効果が期待できる
授乳中はプロラクチンというホルモンが分泌され、生理の再開が遅れることがあります。これが、避妊効果を期待できる一因となります。 - 病気予防の効果
母乳育児をすることで、ママ自身が乳がんや子宮がん、卵巣がん、そして骨粗しょう症になりにくくなるという研究結果もあります。これは、授乳中に分泌されるホルモンが、ホルモン関連のがんの発症リスクを減少させるためです。
母乳のデメリット
赤ちゃんにとってのデメリット
- 母乳の量が安定しないことがある
母乳の出が十分でない場合、赤ちゃんに必要な栄養が十分に供給されない可能性があります。これは特に授乳初期に見られる問題で、赤ちゃんが満足せず、頻繁に授乳を求めることがあります。 - 他の人が授乳できない
母乳育児の場合、ママ以外が赤ちゃんに栄養を与えることができません。そのため、ママが外出中や体調不良の際、赤ちゃんが授乳を待たなければならないことがあります。 - 食事や体調の影響を受けやすい
母乳はママの食事や体調の影響を直接受けます。例えば、ママが特定の食べ物を食べると、赤ちゃんがアレルギー反応を起こす場合があります。また、ママが薬を服用したりアルコールを摂取すると、その成分が母乳に含まれる可能性もあります。
ママにとってのデメリット
- 授乳の頻度が高い
母乳は消化が良いため、赤ちゃんが頻繁にお腹を空かせます。これにより、授乳の回数が多くなり、特に新生児期には2〜3時間おきに授乳する必要があり、ママが疲れやすくなることがあります。 - 睡眠不足やストレスが増える
夜間も頻繁に授乳が必要なため、ママの睡眠時間が削られます。これにより、疲労感やストレスがたまりやすく、特に産後の回復が遅れている場合には、体力的に厳しい状況に陥ることもあります。 - 外出時の不便さ
母乳育児の場合、授乳が必要になるたびに授乳室や静かな場所を探す必要があります。特に外出中や公共の場所では、授乳がしにくく、プライバシーを守りながら授乳することが難しい場面も多くなります。 - 母体の栄養状態に影響
母乳を作るためにはママの栄養状態が大きく関係します。母乳育児中は、バランスの取れた食事を心掛ける必要があり、十分な栄養を摂らないと体調不良や疲労が蓄積しやすくなります。特に鉄分やカルシウムが不足しやすく、栄養管理が難しい点があります。 - 乳腺炎や母乳詰まりのリスク
母乳育児中に乳腺炎や母乳が詰まるトラブルが起きることがあります。乳腺炎になると、胸が痛くなったり、発熱が起きることもあり、治療が必要です。また、母乳が詰まると乳房が腫れ、痛みを伴うことがあり、適切なケアが求められます。 - ママの体調が悪い時の授乳が大変
ママが風邪をひいたり体調を崩したときでも、母乳育児を続けることは推奨されますが、体調不良の中での授乳は非常に負担が大きいです。休む時間が取れず、体力的に厳しいと感じることがあるかもしれません。
ミルクのメリット・デメリット
ミルクのメリット
赤ちゃんにとってのメリット
- 安定した栄養が供給できる
市販の粉ミルクは、赤ちゃんの成長に必要な栄養素がバランスよく含まれています。母乳の出が不安定な場合でも、ミルクなら一定量の栄養を確実に与えることができるため、赤ちゃんが必要な量をしっかり摂取できます。 - 特定の栄養素を補充しやすい
ミルクには母乳に含まれないビタミンDなどの特定の栄養素が含まれていることが多いです。これにより、赤ちゃんの成長に必要な栄養を補いやすく、特に母乳だけでは不足しがちな栄養素の摂取を確保することができます。 - アレルギー対応が可能
一部の赤ちゃんは母乳に含まれる成分にアレルギー反応を示すことがあります。粉ミルクには、アレルギーに対応した商品や特別な配合のミルクが存在し、赤ちゃんのアレルギー症状を軽減しやすい環境を提供します。 - 消化機能が発達しやすい
ミルクは赤ちゃんの消化に少し時間がかかるため、消化器官が少しずつ適応し、強くなるという側面があります。これにより、赤ちゃんの消化機能が育ち、徐々に消化の負担にも耐えられるようになります。
ママにとってのメリット
- 時間や場所を選ばずに授乳できる
ミルクはどこでも準備ができ、外出先でも容易に赤ちゃんに与えられます。粉ミルクと水、哺乳瓶さえあれば、母乳のように授乳室を探す手間が省けますし、赤ちゃんの空腹にも迅速に対応できます。 - 誰でも授乳できる
ミルク育児の大きなメリットは、ママ以外の家族やパートナー、保育者などが授乳できる点です。これにより、ママが休息を取る時間が増えたり、仕事や用事を安心してこなすことができます。また、父親が積極的に育児に参加する機会も増えるため、家族全体で育児を共有しやすくなります。 - 授乳のタイミングが決まっている
母乳に比べ、ミルクは赤ちゃんの消化に時間がかかるため、授乳間隔が長くなります。これにより、ママの育児スケジュールが立てやすく、日々のリズムを整えやすいという利点があります。ミルク育児では、比較的長い間隔で授乳できるため、ママが少し長く休息を取ることも可能です。 - ミルクの量を正確に把握できる
ミルクは哺乳瓶を使って与えるため、赤ちゃんがどれだけ飲んでいるのか、正確に測定することができます。これにより、赤ちゃんが十分な量を飲んでいるかどうかが一目で分かり、体重の増減や成長の具合を把握しやすくなります。 - ママの食事制限が少ない
ミルク育児では、ママが食事や飲み物に気を使う必要がありません。母乳育児中はアルコールや特定の食品を避ける必要がありますが、ミルクの場合はそういった制限がなく、自由に食事を楽しむことができます。これにより、ママのストレスが軽減され、育児がしやすくなる場面も多いです。 - 母乳トラブルの回避
母乳育児には、乳腺炎や母乳詰まりといったトラブルがつきものですが、ミルク育児ではこれらの問題を回避できます。特に、授乳による乳房の痛みや母乳が足りないという不安に悩む必要がなく、ママの身体的な負担が軽減されます。 - 家族のサポートを受けやすい
ミルク育児は、ママ一人での負担を軽減し、家族全員で赤ちゃんを育てる環境を整えやすくします。特に夜間の授乳時には、パートナーが交代で授乳を担当することができ、ママが十分な休息を取れるようになるため、産後の疲労が蓄積しにくいです。
ミルクのデメリット
赤ちゃんにとってのデメリット
- 免疫物質が含まれていない
ミルクには母乳に含まれる抗体や免疫物質が存在しません。そのため、赤ちゃんの免疫力を高める効果が母乳と比べて期待できず、感染症などにかかりやすくなるリスクがやや高まります。 - 消化しにくいことがある
ミルクは母乳に比べて消化に時間がかかり、赤ちゃんの腸に負担がかかることがあります。特に消化機能が未熟な赤ちゃんにとっては、ガスが溜まりやすくなったり、便秘やお腹の張りといった不快感を引き起こすこともあります。 - アレルギー反応のリスクがある
ミルクに含まれるたんぱく質は、赤ちゃんによってはアレルギー反応を引き起こす可能性があります。乳製品に対するアレルギーやアトピーなどの症状が現れる場合があり、その場合は専門的なミルクを使用する必要があります。 - 母子のスキンシップが減る
母乳育児では、ママと赤ちゃんが直接肌に触れ合うため、スキンシップが自然と増えますが、ミルク育児ではその機会が減少しやすくなります。特に、ママ以外の家族が授乳を担当する場合は、赤ちゃんとママの間での特別な結びつきが感じにくくなることがあります。
ママにとってのデメリット
- 準備と片付けに時間がかかる
ミルク育児では、粉ミルクの準備や哺乳瓶の消毒が必要で、母乳育児に比べると手間がかかります。特に外出時や夜間に授乳する際には、適温の水を用意するなど、時間がかかるため、スムーズに授乳できないことがあるかもしれません。 - 経済的な負担が大きい
ミルクは市販品を購入するため、母乳に比べてコストがかかります。赤ちゃんが成長するにつれ、ミルクの消費量が増えるため、月々のミルク代が家計に負担を与えることがあります。加えて、哺乳瓶や消毒器具、ミルクを持ち運ぶためのグッズなども必要になります。 - 授乳中の外出が難しい
母乳育児ではママさえいれば授乳ができる一方、ミルク育児では外出時に粉ミルクや哺乳瓶、適温の水を持参する必要があります。これにより、授乳準備の手間が増え、外出が億劫になることもあるでしょう。また、ミルクの温度管理にも注意が必要で、赤ちゃんが飲みやすい適温に調整するための準備が必要です。 - 母乳に含まれる成分が補えない
ミルクは母乳に含まれる多くの成分を人工的に補っていますが、完全に同じ成分を再現することはできません。特に、母乳に含まれる免疫成分やホルモンなどの複雑な要素はミルクには含まれないため、赤ちゃんに対する健康効果や長期的な発達への影響が異なる可能性があります。 - 授乳後の片付けが必要
ミルク育児では、授乳後に毎回哺乳瓶を洗浄し、消毒しなければなりません。これが日常的な負担となり、特に授乳回数が多い新生児期には、育児の他の作業と合わせて大きな負担となることがあります。 - 夜間の授乳が負担になる
夜間の授乳時に、粉ミルクを作るために起きて準備しなければならない点も、母乳育児と比べて手間がかかります。ミルクの温度を調整しながら赤ちゃんが泣き続けることもあり、夜間の負担が大きくなる場合があります。母乳育児であればすぐに授乳できるため、夜間は特にその違いが顕著に感じられるかもしれません。 - 母乳分泌量が減少する可能性がある
ミルクを与えることで、母乳の分泌量が減少することがあります。母乳の分泌は授乳の頻度に依存するため、ミルクを併用すると、結果的に母乳の供給が減り、最終的に母乳育児を続けるのが難しくなるケースもあります。
我が家の選択と理由
我が家では、以下の理由で母乳を中心に子育てをしています
- 経済的
- 赤ちゃんとのスキンシップが取れる
- 免疫力向上
しかし最初はママの母乳の出があまり良くなかったため、母乳だけでは赤ちゃんの満足する量に足りず、ミルクを足していました。
しかし、最近では、ママの母乳の出が良くなり、完母で足りるくらいに十分な量が出るようになりました。
そのため、今ではミルクを使う機会が減り、ほぼ母乳だけで育児ができています。
ママの母乳が出るようになったキッカケは多分さく乳器を使い始めたことです。
母乳の出に悩んでいる方ママへプレゼントしてみてください
まとめ
母乳とミルク、どちらを選ぶかはママと赤ちゃんの状況によって異なります。
母乳は免疫力や脳の発達を促す一方で、ママの体力に負担がかかることもあります。
一方、ミルクは時間や場所を選ばず、他の家族も授乳を手伝えるメリットがあるものの、経済的な負担や栄養面で母乳に劣る部分もあります。
我が家の方針としては、『母乳を中心に生活して、メリットを最大限に活かしながら、足りない部分をミルクで補う』という考え方です
母乳にこだわりすぎず、ミルクを併用することでママの負担を減らすことも重要です。
両方の『イイトコどり』をして自分たちの生活に合った育児方法を見つけていきましょう。
また授乳時やミルクを飲ませる際は、『授乳クッション』があると便利ですよ!
普通の授乳クッションとは異なり厚みがあるため、パパがミルクを飲ませる際も使いやすいです。
赤ちゃんが健康に育ち、ママもパパも無理なく育児を続けられる方法が、あなたにとって最善の方法です。
育児は大変ですが、少しずつできることを増やしながら、笑顔で過ごす時間を大切にしていきましょう。
改めて母乳のメリットってホントにスゴイですね
以上育休パパでした。